カスタマイズの功罪

「出来るだけ自分の望む姿に近づけたい」

自分たちのWebサイトを作る際には誰もがそう思うものです。

しかし、それがセキュリティ上のリスクをはらむことも多くあります。

このページを見ているお客様の中には、「やってやれないことはないけれど、アップデートできなくなってしまいますよ?」と弊社のWebma!スタッフに言われた方もいるかもしれません。

システムというのは、少なくとも弊社の場合いかようにもできます。

コスト、そしてリスクを考えなければです。

システムエンジニアの場合、派遣等の安価な場合でも4万円/日します。

3日で出来るものであっても、12万円かかるわけです。

またシステムは事前の調査、完成後のテストなど、実作業にかかわらないコストが生まれます。

当然派遣でない請負の場合、さらに高額となりますが、一般的にそこまでの必要があるかと言えば疑問です。

そうであれば、デフォルトのまま「いかに工夫して使うか」を考えたほうが良いかもしれません。

次のリスク、これはアップデートできないリスクです。

アップデートできないということは、セキュリティホールが残るということになります。

もちろん手作業での改修も可能ですが、そうすると前述のコストがかかります。

しかも新しいバージョンが出るたびにかかってしまうわけです。

これらの開発コスト、またセキュリティアップデートのたびにかかるコストを考えると、あまりカスタマイズはお勧めできません。

ですから基本的に「デフォルトの機能をいかに生かすか、どのように工夫すればコストがかからないか」を考えます。

カスタマイズは、理想に近づくすばらしい手段ですが、そのためにかかるコストもやはり計算に入れなければなりません。