具体例

seo4Webma!サイトには「レスポンシブデザインで集客する理由」というブログ記事があります。

これは「レスポンシブデザイン 集客」と検索すると3番目に表示されます。

この記事は文字通りこのキーワードを狙って書かれた記事です。

競合するページ数は38,000件と少ないですが、少なくとも上位にいればここからの流入が望めるわけです。

ただ、このキーワードだけでサイトを作っても月間の検索回数は小さすぎてビジネスになりません。

別個にサイトを作るほどではないがおさえておきたいキーワードについてはこうしてブログ記事を使って集客しているわけです。

そしてこのページももちろん作り方にコツがあります。

画像の赤いボーダーライン、キーワードとマッチする部分が太字で表示されています。またその下、記事内容が一部表示されているところでもキーワードが太字になっています。

これがヒントです。

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投稿画面です。記事タイトルにキーワードが含まれています。

またその下のパーマリンク、これが記事のアドレス(URL)になりますが、タイトルとは若干異なっています。

本来タイトルが自動でここに表示されますが、横の編集ボタンで編集し、「理由」という余計な単語を削除して単語一つ一つの重みが増すようにしています。

さらに記事でも1行目にキーワードを投入しています。

これが先の検索画面で少し見えていた部分です。

では「レスポンシブデザイン」をキーワードにすえたのはなぜでしょうか?

レスポンシブデザインというのはスマートフォンやiPadでも適正に表示を変更してくれるデザインのことです。

お気づきの通りWebma!もレスポンシブデザインです。

Googleが2012年6月に公式に推奨しましたが、Webma!はその流れを先取りして5月よりレスポンシブデザインに切り替えてスタートしました。

スマートフォン用、タブレット用などのサイトを別々に作っていたいままでの仕組みではなく、一つのサイトのレイアウトを画面サイズによって変更するという仕組みです。

このため、将来的にはこのレスポンシブデザインしかデバイスの増加に対応できる仕組みはないといわれており、極めて有望なデザインになります。

ではこのキーワード、どのくらい検索されているのでしょうか?

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月間検索ボリュームの傾向というところに棒グラフがでていますが、検索回数がうなぎのぼりに増えているキーワードです。

しかし競合性は全て「低」となっています。

これはレスポンシブデザインは使いこなすのが難しく、制作してくれる会社自体が少ないためです。

このため高価でもあり、2012年7月現在、一般の制作会社にレスポンシブデザインで依頼すると20ページで約90万円程度、1ページ5万円弱が相場となっています。

ご覧の通り、検索回数はそれほど多くありません。

もちろんビジネス出来る規模ではありません。

しかしこの勢いと業界潮流を見れば、このキーワードでのアプローチを早めに仕掛けておきたいと考えるのが自然です。

しかしサイトを一つ別個に作るのではなく、他のサイトやページの具合も見ながらジャブを放った、という感じでしょうか。

特にこのデザインが集客にどのように影響するのかはビジネスサイトであれば気になるところですからこうしたキーワードで記事を構築したものです。

このようにブログ記事の一つ一つが集客を前提として書かれており、それ故に記事タイトルとパーマリンク、そして1行目の書き出しには気を遣っていることが分かります。

また記事タイトルに含まれる「理由」は、単にキーワードを並べるだけではなくきちんと読み手の関心を引けるかどうか、という観点からつけられています。

ブログやお知らせは書くのにそれほど時間がかかるわけではありません。

またごく小さなキーワードでも構わないわけです。

こうしたページの積み重ねが、いずれ大きな集客につながります。

野球で言えばシングルヒットです。

しかしシングルヒットも積み重ねて200本を超えると、イチロー選手のようなスターになります。

月に10人しか来ないページでも、そういうページが100ページあれば1000人の流入を実現できます。

Webは「待ち」のツールという大原則がありますが、待ちだからこそ一つのキーワードでじっとしているのではなく、新たな記事をどんどん投入して少しでも関心のある人を引き寄せることが必要です。

内部リンクも稼げる

このように、簡単にコンテンツを追加できる仕組みであれば常に新しい情報を提供できるようになり、サイトの有用性は増します。

同時にサイト内でのリンクが増えていきます。

新しく作成された記事にも、トップページやその他のメニューへのリンクがあるからです。

このようにサイト内のリンクを「内部リンク」と呼びますが、内部リンクの増加もSEOには有効です。