こぼれ落ちるユーザーを計算しよう

一般的に検索結果で1位になった場合の流入確率は15%程度といわれています。

またトップページを見た後すぐに退出してしまう確率は全サイト平均で約50%といわれています。

検索回数が1万回/月あって、自社サイトが1位に出ていても、トップページから商品やサービスのページに進んでくれる人は750人しかいません。

セカンドページ、サードページに進む人はさらに少なくなり、離脱率はおおよそ40%程度となります。

一般に成約(コンバージョン)にいたるまでの平均クリック数は3回までに抑えたほうが良いといわれるのはこのためです。

seika3

こうした事情を考えると、各ページから離脱するユーザーの率を下げていくことが非常に重要なのがわかります。

4ページの離脱を10%改善するだけで、1.5倍に増加するためです。

特にトップページは分母が大きいため、トップページのキーワードが適切であるかどうかは重要なポイントとなります。

3クリックじゃ無理だよ・・・

商品やサービスによっては3クリックでは到底説明できないケースも多くあります。

対処方法は二つです。

1.売りを絞る

2.ページ移動しやすい仕組みを作る

まず1から解説します。

サイトが百貨店状態になると、当然売りが絞り込めなくなります。

そこで売りたいものを絞り込み、そのアピールに特化します。

百貨店型の場合、ライバルサイトが非常に多くなるのが普通です。
例)雑貨

約 285,000,000 件

しかし、例えば「アロマオイル」と絞れば約3,590,000件まで減少します。

このように、売りたいものをきちんと絞込み確実に戦えるところで成果を出していく、それを少しづつ拡大する、こうした手法を取ることになります。

戦えるコアを見つけ、それだけに集中し、まずは狭い範囲で1番となり拡大する。

経営戦略で言うランチェスターにも通じる手法です。